Weltmeisterschaft'06

ラスト・ファンタジスタ。

鮮烈なイタリアの勝ちあがりと
ポルトガルとフランスの準決勝を見ながら。
ひょっとしたらこのワールドカップは
ファンタジスタのための、最後の大会なのではないか、
という気がしました。

このワールドカップは決勝トーナメント以降、
PK戦での決着を除いては
相対的に守備力が上回るチームが
勝っているような気がするのですが
そのなかで導かれているスタイルは、
意外にもトータルフットボール的なアプローチではなく。

チームとして組織的なゾーンを構築しつつも
最終的にできる限りファンタジスタに主導権を与えようとする、
まさに近代カルチョ的な思想性で
形作られているような気がしていました。

だからといって「守備的だ」とは言いませんが、
強国同士の苛烈な中盤戦を制するのは、
やはりファンタジスタなのだと。
思わせるに充分な、準決勝2試合だったように感じるのです。 続きを読む

ラストダンスを、一緒に。

グループリーグの段階から、このワールドカップは
「順当な」、そして「攻撃的な」大会に
なっているという風評がありました。

確かにチェコがGLで姿を消すという波乱はありましたが
それ以外のチームはおおむね下馬評どおりに、
R16まで歩を進めたと思います。
そして、確かにスペインやアルゼンチン、
オランダなどが勝ち進んできたということで
攻撃的な印象が強く残りました。

しかし、順当ゆえに強豪同士が激突することになった
R16からというもの、その印象はかわりつつあります。
むしろ、強豪のなかでは開幕前・GLの下馬評の低かった
ポルトガル・フランス・イタリア・ドイツが4強に名をつらね、
逆にイングランド・アルゼンチン・ブラジル・オランダ・スペインなどが
姿を消しています。

そして、ロースコアゲームが多くなりPK戦が増加しているように
やはりトーナメントの段階に入ると、
相対的に守備のよいチームが光っているように見えます。
攻撃的なチームといわれたスペインやオランダ、
アルゼンチンの敗退は、攻撃的な大会というイメージを
書き換える可能性のある事実だと思います。
明らかに、「チームバランス」にシフトしつつある。

そのなかでフランスが、ジダンがここに来て輝きを増してきた。 続きを読む

WM'06(GL-C)オランダ×コートジボワール 雑感。

そういえばさっき書くの忘れてたんですが、
今日は開幕戦以来の「にしんさんデー」(札幌・草津共に勝利)でした。
しかし「にしんさんデー」ということは、全国的に「下克上デー」ということを
意味していたようで、柏さんが徳島さんに敗れるという・・・。
その結果、草津は最下位脱出を果たせませんでした。残念。


アルゼンチン戦で非常にいいゲームをしていたこともあって
もうさいしょっから、「コートジボワールがんばれ」
って目線で見ていたのですが、
(ていうか、本気でとばせるかも、と思っていた)
2点を取られてから
もう完全にコートジボワールに肩入れしていました。

それはコートジボワールが
やっぱりいいサッカーをしていたということと、
このままオランダとアルゼンチンが楽に勝ち抜いてっても
おもしろくないなってこともあったし、
それにやっぱりワールドユースと状況が似ていたってこともあった。

もっともそのときの日本ユース代表よりも、
コートジボワールは数段いいチームでしたけれども。 続きを読む

WM'06(GL-C)アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ。

解説の関塚さんがなんか「リケルメ」の「ケ」あたりの発音が微妙だったり
ペケルマンのことをケペルマンと言っていたのが印象的でした。
こんにちは。にしんです。

当然アルゼンチンびいきで見ていたのですが、
まさかこんな試合になろうとは。

当然、接戦というか、
攻と守の凌ぎあいみたいな形になると思っていたのですが。
「リケルメシステム」がはまると、
ここまでの破壊力を発揮するのか、と。

アルゼンチンはわりと組織的なチームですが
にもかかわらず圧倒的に個が生き、そして自由にみえる。
リケルメはその支配のなかで、自由を分配する。
少なくともこの試合では、それが際立っていました。 続きを読む

WM'06(GL-H)スペイン×ウクライナ。

ウクライナのキーパー、かっこよくね?(あいさつ)

コメントがたまっていますがすみません。
今日中にはレスしますよ、と。

今回は簡単に、とか思ってたはずなんだが・・・。
やっぱり長いよ。気をつけて。

スペインは開幕直前までラウルをどう使うのかという
問題を抱えていたそうだけれど、
開いてみれば開幕戦スタメンに彼の姿はピッチに無し。
結局フェルナンド・トーレスをトップに置く
3センター、4-3-3をメインに据えたようです。

対するウクライナはシェフチェンコが先発か否かというのが
最大の焦点で、彼の名が先発メンバーにあったことで
予選を勝ち抜いた堅守速攻スタイルのめどがたったように思われた。

だからこの試合でも、
堅実なゲームが展開されるように感じていました。

しかしやはり予選と本戦は違うということなのか
思わぬ大差がつくゲームとなりました。 続きを読む
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